ホ−ム > NEWS東寺作品展 2015年








 
 
 
 
 
師の制作に取り組む相(すがた)や作品と対峙する時、「環(めぐる)」ということばやイメージが浮かぶ。
「めぐる」は、人は様々なかかわり、ご縁のなかにあって、生かされながら”いま”があるということ。時に螺旋階段をのぼるように、東寺作品展で一遇の縁を大事にしてきた。それは、作品を見るわたしには見えない、仏と人をつなぐ作品を創る師の苦悩のつむぎである。
今、その螺旋の糸を一本にすると、はじめもおわりもない大きな円になる。「環(めぐる)」だ。
師が、仏を描く道を志した時のこころが、「慈・悲・喜・捨(じ・ひ・き・しゃ)」であると聞く。師の作品には必ずこの言葉が添えられている。
「慈・悲・喜・捨」の反対は、「貪・瞋・痴・慢(とん・じん・ち・まん)」です。
前者は仏さまの心、後者はわたしの実相(すがた)です。生きとし生きるものすべてに仏心があると言われます。師は、そのことを作品にこめて、みる人に伝えているのではないかと感じる。
表紙の観世音菩薩に抱かれた赤ん坊は、わたし、あなたです。わたしには見えない大きな世界。
その世界に生かされているわたし、あなたです。
そこでの一遇の縁は、不思議な「環(めぐる)」です。師の作品を通じて、またその縁に遇わせていただきました。
皆様も観瀾斎仏画の世界を訪ねてみて下さい。
京都の秋に映える東寺の境内、食堂(じきどう)、本堂に広がる仏さまの微笑(ほほえみ)、曼茶羅(まんだら)の世界に出遇えます。
観瀾斎、スタッフー同  心よりお待ちしています。
                                                     谷本 朗
 


   環(たまき)慈母観世音菩薩 F120(油彩)
環(めぐる)慈母観世音菩薩 F8(油彩)
36不動 25×14cm(木版画)
 
 
 
                 
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